木について

[] [] [] [ケヤキ] [クスノキ]

  材質は生産地の範囲が広く、造林方法や品種、気候、土壌のちがい により幅広いのですが、年輪は明らかで、はっきりとスギの年令を数えることができ ます。製材をしてから十分に関そうさせたスギは温和でぬくもりがあり、年数のたった 良材は木目、木肌が非常に美しく、昔から愛用されています。
”木”のはなし(つくば緑友会)11ページ参照

(ひのき)
  俗に”スギ(杉)は目を売る、ヒノキは香りを売る”といわれます。 上手に仕上がると美しい光沢がでるとともに、特有な芳香があることが、材料としての価値を 高めています。
特に心材の”アカミ”は耐久性が高く、しかも長期間の水湿に耐えることが できます。

”木”のはなし(つくば緑友会)14ページ参照
  マツ(松)という語源は様々で、一説に「紙のその木に天降るを待つ」 から転じたとの説があります。その姿が男性的で樹齢が長く、葉が色を変えないことから、 人の節操、長寿、繁栄などの象徴とされています。 ”松竹梅”や”門松”などという言葉からもわかるように慶事の木としても用いられ、 我が国ではスギ(杉)やヒノキ(檜)以上に、庶民になじみの深い木であります。
”木”のはなし(つくば緑友会)16ページ参照

(けやき)
  ケヤキ(欅)は、心材は黄褐色あるいは赤褐色、辺材は帯黄白色あるいは淡 黄褐色で、年輪の境に導管が環状に配列しているため、年輪をはっきりと見ることができ、肌目が 粗くなっているために年輪幅が広いのが特徴です。
また、仕上がった木材の表面は光沢があり、そしてなによりも、重くて硬く、強いのがケヤキの 第一の特徴です。古くから神社仏閣に多く使用されていて、特に天井板、床柱、大黒柱等が 代表的な用途です。

”木”のはなし(つくば緑友会)8ページ参照

(くすのき)
  クスノキ(樟)の一番の特徴は、なんといってもその強い樟脳の 香りにあることです。立木のうちでも近くに寄ると「ツー」と鼻に付ききます。 樟脳はこのクスノキの木材及び葉から樟脳油を採取して防虫剤とします。
”木”のはなし(つくば緑友会)6ページ参照